経営劇的改善! 必ずおさえる9の指標で決算書を徹底分析!

○ 計算&分析

必ずおさえる9の指標

 

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1. 自己資本比率 

資本 ÷ 資産   単位=%

「資産をどれだけ自力で賄えているか」

一番最初に見るべき指標。40%以上を目標とする。無駄な資産を削減し、資本を増やす(利益を蓄積する)。

 

2. 流動比率

流動資産 ÷ 流動負債   単位=%

「1年以内での支払能力」

2番目に抑えるべき指標。150%以上を目標とする。回収サイトを早く、支払いサイトを遅くし、利益を生む努力をする。可能であれば200%以上を目指す。

 

3. 固定比率

固定資産 ÷ 資本   単位=%

「固定資産を返済義務のない自己資本でどれだけ賄えているか」

流動比率と対の指標。100%以下に抑えるべき。蓄積した利益で賄えるだけの固定資産保有にしなくてはならない。

 

4. 固定長期適合率

固定資産 ÷ ( 固定負債 + 純資産 )   単位=%

「安定した調達資金で余裕を持って保有できる固定資産」

固定比率に固定負債を加味したもの。100%以下に抑える。不要な固定資産を削減したうえで、自己資本(純資産)を増やす。固定負債を増やすことでも数値は良くなるが、固定負債を安易に増やす選択は避けるべきである。あくまで資産のスリム化と自己資本の改善で成果をあげるべきである。目標値は80%。

 

5. 借入月商比率

借入金合計 ÷ 平均月商   単位=ヵ月

「借金が平均月商の何か月分に相当するか」

資金繰りに苦しい企業が特に重視すべき指標。目標は2ヵ月分であるが、多くとも3ヵ月分相当までにすべき。借入金を減らすか、売上を伸ばすかで改善する。この数値が5~6ヵ月以上であれば直ちに不要資産を売却し、借入金返済に充てるべきである。

 

6. 借入金依存度

借入金合計 ÷ 資産   単位=%

「資産の内、どれだけ借入金に依存しているか」

資金繰りに苦しい企業が月商比率と同様に重視すべき指標。30%以内に抑えたい。借入金は無いに越したことはないので0%を目標とすべき。利益を蓄積し、流動資産を肥やすと同時に借入金を減らしていく。

 

7. 運転資金回転期間

( 売上債権 + 棚卸資産 - 仕入債務 ) ÷ 平均月商   単位=ヵ月

「経営上必要な負担資金」

月次決算で役立つ指標。当月、来月あたりにどれほどの資金が必要かを導く指標。2ヵ月以下を目標とする。この指標が大きいとそれだけ多くの資金がないと資金繰りがショートすることの表れである。改善するためには適正な在庫数だけ管理し、売上債権の回収を急ぎ、現金化すること。

 

8. 総資本回転率

売上高 ÷ 資産   単位=回転

「総資本の運用効率」

資産と同等額の売上をあげることを1回転とし、資産の運用効率をみるもの。1回転以上を目標とし、この回転率をあげる事が即ち、手元にある資産でどれだけ多くの売上をあげる事ができたかになる。そのために売上高をあげ、無駄な資産を削減する。

 

9. 労働分配率

人件費 ÷ 付加価値額   単位=%

「人件費の負担度合」

その企業にとってその人件費の割合が適度であるかを知る指標である。目標は45~50%以内に保つこと。45%以下では人手不足になり、60%以上であれば人手余りであるため、仕事量を増やすか、人員削減を敢行せねばならなくなる。