資金繰り改善のための最重要事項

 

資金繰りの重要性

 

f:id:rkaientai:20180309230615j:plain

 

資金繰りがショートすれば黒字でも破産します。

その反対に赤字であっても、資金繰りさえ上手くいくのであれば会社が潰れる心配はありません。経営者の仕事とはお金をまわすことです。会社の経理や営業とはまた別の、経営者にとって欠かせない仕事の1つ「資金繰り」についてふれてみます。

 

黒字倒産とは

資金繰りが上手くいかないと最悪の場合は破産へとつながります。

黒字倒産という言葉は聞いたことがあるでしょうか。会社の業績として、利益が出ている状態(黒字)であっても破産する場合があります。その原因となるのが資金繰りのショートです。儲かっていても資金不足の状態で支払日を迎えればアウトです。

 

建設業の経験者などはわかりやすいと思うのですが、一本の工事を受注したとします。数千万円の請負金額の工事を数ヶ月かけてこなしていくわけですが、お金が会社に入るのは着工時の前払金で約40%、残りの60%は竣工した時となります。

 

このようにまとまって入金されるため、逆に言えば収入のない月もあるわけです。しかし、支払いは毎月あります。お金が出ていくが入ってはこないという事態から資金繰りのショートが発生するわけです。

 

破産とは、なにも赤字の時だけ起こりうるものではないのです。会社が儲かっているのかだけでなく、決められた日にちに入出金がされているかをチェックしましょう。

 

 

儲かっているのになぜ資金が足りなくなるのか

 

細分化すればたくさんの要因がありますが大きくは以下の3つです。

 

売掛金

・借入金

・現金化のタイミング

 

まず売掛金

売掛金とは、と検索してもらえばわかるかと思いますが、要はツケです。工事を竣工したり、製品を納品したりしてもその代金の回収が翌月以降というのはよくあることです。この売掛金の回収までを別の収入や資金源でつなぐことができるかが資金繰りです。

 

借入金

日常業務を運営していく中で必要とされる資金のことを運転資金といいます。上記売掛金回収までをつなぐ資金のことなどです。また、会社内の資材や機械、新しい設備に対する投資資金を設備資金といいます。この運転資金と設備資金はある程度まとまった金額である場合が多く、そのための資金調達として銀行からの融資を受けるという選択になります。

借入金の返済は利益から捻出しなくてはなりません。

資金繰りが良好な会社であればとくに問題はありませんが、そうでない会社の場合はとてもネックな部分です。

 

利益が出ていないから資金不足に陥り、借入金で補填する。

↓↓

利益率が改善できない。利益が少ない

↓↓

借入金の返済額の方が多額になる。

↓↓

資金繰り悪化

 

赤字の程度は同じでも借入金の返済という負担があるかないかで資金繰りは一気に変わってきます。

 

現金化のタイミング

冒頭の黒字倒産のくだりでも述べましたが、建設業や製造業の場合は、工事や商品が売上として現金回収できるまでに数ヶ月を超えることがよくあります。工事中、そして工事が終わってもただちに現金化が見込めるわけではありません。実行予算にて1千万の利益が見込める工事でもその利益の獲得が3ヶ月後であれば、当月、来月の支払いはどうなるのかという問題です。通常は何本も同時に工事を受注するので、新しく始めるB工事の資金の補填は前月に回収したA工事の資金を元に資金繰りを行うことができます。この補填がうまくいかない場合に資金繰りがショートするわけです。